塗装、塗材等を工作物に吹付け、塗付け、又ははり付ける工事です。
<例 示>
塗装工事、溶射工事、ライニングエ事、布張り仕上工事、鋼構造物塗装工事、路面標示工事など
■補則
塗装は、一般的に物体の装飾や保護、防錆を目的として行われるが、建築物などでは通路とそれ以外のスペースの識別などにも使用されることがある。なお、同様の目的でめっきを施すこともあるが、塗装の多くは表面に皮膜となる塗料を常温・大気下で塗布することができ、より簡便である。ただめっきに比べると塗料の性質上、強固な皮膜とはなりにくい。金属の多くは大気中の酸素に触れることで酸化し錆を発生させるが、こと鉄の場合は表面の錆が内部に向かって浸蝕する性質が強く、多くの鉄製品では塗装が必須である。また単純に見栄えを良くするための装飾の目的でも塗装はしばしば行われる。塗料にも目的によって様々な性質のものがあり、防錆用に耐候性に優れ厚い皮膜を作るものから、装飾用に耐光性に優れ発色良く光沢ある表面に仕上がるもの、艶消しなど特定の性質を持つものなど様々である(→塗料)。これらには各々得手不得手があり、その目的に添って使い分け、或いは重ね塗りが行われる。また適切に重ね塗りすることで、単一の塗料では得られない強固で見栄えの良い塗装を行うことが出来る。塗料と皮膜の平均的な厚さが同じ場合は、特に均一に施された塗装ほど長持ちするが、これは一度の塗布では難しい場合がある。このため単一の塗料でも重ね塗りする場合があり、その際には前回と同一の一定方向に向かって帯状に塗布していくのではなく、前回とは直角になる方向に塗布していくことで、塗斑を抑えることが行われる。
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