道路等の地盤面をアスファルト、コンクリート、砂、砂利、破石等によりほ装する工事です。
<例 示>
アスファルト舗装工事、コンクリート舗装工事、ブロック舗装工事、路盤築造工事など
■舗装の種類
1.アスファルト舗装
アスファルト混合物(アスファルト合材)を用いた舗装で、車道、歩道の両方に用いる。敷設が比較的
容易であり、舗装作業開始から交通開放までの時間が短くてすむため、現在の日本では主流となっ
ている舗装である。 一部の道路では透水性(または排水性)舗装として、特殊なアスファルト合材を
使用する。基本的にアスファルト合材の色である黒色の舗装となるが、近年の技術革新で様々な色
のアスファルト舗装が可能となっている。
2.コンクリート舗装
主にセメントコンクリートを用いた舗装で、歩車道を問わずに施工される。たわみによるひび割れ防
止のため鉄筋を配することが多く、施工期間が長くなり養生などに手間がかかるなど、敷設(打設)
の難しさはあるものの、アスファルト舗装に比べてたわみに強く耐摩耗性に優れており、重車両が頻
繁に通行する場所、トンネル内、急傾斜の坂道などといった舗装補修を頻繁に行うことが困難な場
所に多く用いられる。 狭隘・急峻な道路でアスファルト合材の持ち込みが困難な場所に簡易的に施
される事例も少なくない。
セメントコンクリートの色である白色に仕上がることが多い。
3.半たわみ性(半剛性)舗装
空隙の多い開粒度アスファルト混合物による舗装を行った後、その空隙に特殊なセメントミルクを浸
透させたもの。アスファルト舗装とコンクリート舗装の両者の長所を活用した舗装である。使用箇所
はコンクリート舗装とほぼ同様で、バス停や交差点流入部などにおいて利用される。
4.レンガ舗装
煉瓦ブロックを用いた舗装。歩道や民家、公共施設の敷地などに用いる。
5.タイル舗装
歩道、マンションの通路、階段などに用いる。タイルそのものに厚みがないため、そのほとんどが車
道には適しない。
6.インターロッキングブロック舗装
コンクリート二次製品。歩道用、車道用がある。ブロック相互を噛み合わせることにより段差の発生
を防ぐユニバーサルデザイン対応のものもある。
7.張石舗装
天然石を加工し、平板状にしたものを路面に並べる。歩車道を問わないが、走行性があまりよくない
ため現在では車道に用いられるケースは少ない。サイズによっては相当な重量になるので、人力で
の据え付けはいささか困難である。
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